2011年8月21日日曜日

ニンヒドリンによる指紋造影


夏休みなので、自由研究とかこつけてニンヒドリンによる指紋検出を試してみました。この検出方法は、ニンヒドリンがアミノ酸と反応して呈色する性質を応用したもの。テレビドラマではアルミニウム等の粉末で指紋を浮かび上がらせる様子を目にすることがありますが、指紋付着面が平坦でないとうまく検出できません。それに対して、ニンヒドリンのような化学反応を用いた検出方法では付着面が凸凹であっても指紋を可視化することができます。ということで試してみた結果が以下の写真。思ってたよりもハッキリと指紋が現れてくれました。

 
実験自体は非常に簡単。少量のニンヒドリンをアセトンに溶解し、指紋を付けた紙などにこの溶液を塗布。乾燥させたのち、ホットプレートなどで加熱してあげれば上のような指紋が現れます。ニンヒドリンとアセトンさえあればできるので高校でもやるようなポピュラーな実験ですが、実際やってみると案外面白ですね。

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